バンガード Our investment and economic outlookとVEA
1.はじめに
運用資産額世界2位の資産運用会社であるバンガードが出しているレポートに、Our investment and economic outlookというものがある。いろいろなブログやユーチューブでも紹介されているが、これはヴァンガード・キャピタル・マーケット・モデル(VCMM)という資産配分モデルで、同社が米ドルベースで試算した今後10年の表に記載された各資産の予測リターンおよびボラティリティを算出して掲載したレポートである。
2.2023年9月レポート
結論から言うと、以下の表を見てもらえればわかる。
1年ほど前まで米国グロース株がマイナスだったが、若干のプラスに浮上してきている。確かにグロース株は軟調だったのを記憶している。
相変わらず、米国外が調子いい。この中で自分が投資するなら、米国を除く先進国である。リスク当りリターンが最も高いからである。バンガードの商品ならVEAになる。
なお、当該リターンの計算は2023年6月30日までのデータが利用されている。2023年9月23日時点では、VEAは以下の通り
3.VEA
横這い。
では、為替は?
これも横這い。
つまり、上記バンガードのレポートは現在も有効である。
ちなみにVEAは日本が20%、EUが55%、カナダが10%であり、3重課税がネック。