国際家居零售(HKG:1373)2023年4月決算について

1.国際家居零售(HKG:1373)について

マネックス証券 銘柄スカウターより

国際家居零售(インターナショナル・ハウスウェアーズ・リテイル)は、子会社とともに香港、シンガポールマカオで最大規模の家庭用品の小売チェーンを展開している。香港、シンガポールマカオカンボジア、東マレーシア、サウジアラビア、オーストラリアに広がる小売店舗ネットワークを通じて、Japan Home Centre、City Life、Epo gifts and stationery、123 by ELLA、Japan Homeなどのブランドで家庭用品を販売している。事業は、小売部門(香港マカオ/シンガポール)と卸売部門からなる。香港が主要マーケットであり、売上高の大半を占めている。部門別では、小売部門が売上高の大部分を占める。

つまり、小売り業を営んでいる会社であり、写真を見る限り日本でいうドン・キホーテみたいな感じ。

店舗数は香港を中心に384店舗。狭い香港を中心にこれだけ出店しているとなると出店余力はもうないのか?そこが疑念。

2.株価や指標など

3.業績

マネックス証券 銘柄スカウターより

舗数は微増。

既存店売上が順調に増加。

但し、2023年度決算は減少。

2023年度決算書からは、コロナによる隔離が解除されたことにより、売れ筋商品が変わったとのこと。また、2022年度決算書より、前年度の売上好調の理由は、香港で配布された給付金があったとのこと。グラフの既存店売上の推移から見てもわかるように、おそらく、この反動減。

2021年度の営業利益の前年比較で大きく増加しているのは、政府補助金が80百万HKDあったため。2022年度は、そのような政府補助金計上額は見当たらなかったが、代わりに上述の給付金配布の影響で売上が増加。2023年度はそういった政府からの追い風がなくなった状態。

よって、株価は最近大きく下げているが、環境要因により前年比で業績が悪化しているだけで、長期で見れば成長の延長線上にあると見える。このため様子見。