VYM分配金に着目した将来リターンの推測(目指せ!配当金生活)
1.はじめに
夢といえば、不労所得生活を思い浮かべる人(サラリーマン)も多いかと思います。例にもれず、私も憧れています。不労所得にも色々あると思いますが、配当金もそのうちの一つに数えられます。そこで、高配当株やETFを好む人も人気かと思いますが、今日は高配当ETFの代表的であるバンガードのVYMについてみていきたいと思います。
(VYMとは何か、詳しく知りたい人は、ググってみると、詳しく説明しているサイトがたくさん出てくるので、そちらを参照してください)
2.現在の水準
現在のVYMの割安水準を確認するため、VYMの分配率から現在の水準を見てみます。ちょこっとだけ、分配金利回りの近似曲線を超えています。ドルベースなら割安水準に入ってきています。
(紫の「利回り」と書かれている線が、分配金です。株価は、VYM×円/$で算出した値で棒グラフになっています)
3.過去のリターン(分配金に着目)
分配金+増配率で複利でいくらか儲かるか調べると、約9%(黄色のセルを合計すると2.9%+6%で8.9%)が見込めました。上記、表から今の水準は若干ですが割安水準に入ってきていることがわかりました。円安なので、今後数年間は今まで通りリターンが得られるか疑わしいところですが、10年くらいになると、やはり表のリターンに近づいてくるかと思います。
4.バンガードの見通し
最後にバンガードが公表している各資産のリターンを見てみましょう。これは、2023年6月30日までの情報をもとに作られています。
米国バリューが4.6%-6.6%とされています。6/30の時のVYMの株価は、106でした。現在は101で大きくは違いません。過去リターンと比べると、少ないのですが、現金と比べるとマシという程度だと思っています。
5.結論
両データのリターンは乖離しています。これはバンガードの見通しもVYMに特化したものでありません。また私の作成した過去水準からの見通しも、過去の延長が続くと仮定したものです。どちらが正しいかは、10年後にしかわかりませんが、少なくとも、日本円よりかはましかと思います。なので、私は淡々と、余剰資金を積立ていきます。